スピーカー
@ERION1107 さん
ゴール
SoftWther VPNを利用して、PC間でプライベートネットワークが使えるようになる
スライド発表
VPNとは
Virtual Private Network
離れた拠点間を仮想的な専用線でつないで、安全なデータ通信を行う
・インターネットVPN :インターネット回線経由。今回はこちら
・ IP-VPN :企業間の専用線経由
SoftEtherVPNが実現すること
・ LANカード(仮想LANカード) ・ LANケーブル(VPNトンネル) ・ スイッチングHUB(仮想HUB)
SoftEtherVPNでVPN環境構築までの流れ
① 管理サーバの作成
② 仮想HUBの作成(管理サーバ側)
③ 仮想LANカードの作成(管理サーバ、クライアント)
④ 仮想HUBにVPN接続(クライアント)
実演
・ Hyper-V上のwindows10どうしで実演
##PC1: 管理サーバ側
サーバソフトウェアダウンロード
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SoftEtherVPNを公式サイトhttp://ja.softether.org/ からダウンロード
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管理サーバ側はSoftEther VPN Server 最新ビルドを選択。(OSとVPNも)
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SoftEther VPN Server をインストール(サービスとして起動させたいのでユーザを限定せずインストール)
###サーバ初期設定
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接続設定名 : localhost
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接続先VPN Server: localhost(port 5555/SE-VPN)
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プロキシ:なし
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管理モード: サーバー管理モード(仮想HUB管理モードだと、自分が権限を持っているHUBのみが対象となる
###仮想HUBのユーザ設定
- 仮想HUBに接続するユーザのユーザ名とパスワードを設定
- 認証方法: 無償版は匿名認証 or パスワード認証のみ
- 今回は実施していないが、グルーピングや有効期限、ユーザごとのセキュリティポリシーの設定可能
###仮想HUBのプロパティ
- 今回そのまま
###VPN Azureの設定
- Azure上に接続拠点のダイナミックDNSサーバを作成できる
- https(443)で通信可能
仮想LANカードの設定
- クライアントの機能なので、SoftEther VPN Clientをダウンロード
- インストーラにてSoftEther VPN Clientを選択してインストール -「新しい接続設定の作成」を選択
- 仮想LANカードの名前VPNもしくはVPN1~127の範囲から決める(LANカードは127個まで作成可能)
- 追加した仮想LANカードは通常のWindowsネットワーク接続管理画面から操作可能
HUB↔仮想NIC接続設定
- 再度「新しい接続設定の作成」から
- 接続先ホスト名(Azure上の拠点)、Azure上の拠点への接続ポート番号(443)、接続するHUB名、HUBに登録したIP/Passを入れる
PC1のVPNクライアントはHTTPS(443)でVPNAzureにアクセスし、Azureを経由して、PC1のVPNサーバと接続することになる。
PC2: 遠隔PC側
・ PC1の仮想LANカードの作成以下と同様
- 接続設定名称は任意でOK(PC1と合わせる必要なし)
- IPアドレスはDHCPサーバ機能が自動で振り分けてくれて、接続セグメントはPC1, 2で同一となる