FCoE
Fibre Channel over Ethernet(FCoE)は、ファイバーチャネル(FC)のプロトコルを10Gイーサネット上で使えるようにするための規格。SAN(Storage Area Network)とLAN(Local Area Network)をイーサネットで統合することを目的に作られた。
特徴
イーサネット上でFCのフレームをカプセル化して通信する。従来はSAN用のHost Bus Adapter(HBA)とIP用のNetwork Interface Card (NIC)が分かれていたが、Converged Network Adapter(CNA)を利用することで統合できる。
評価
- 性能面:iSCSIに比べてプロトコル上のオーバーヘッドは少ない。ただし、SANとLANの両方の負荷の影響を受ける点は同じ。
- 管理性:ストレージはを纏めることができるため、空きリソースは纏めて管理したり、別サーバで利用することが可能。
- 実装面:SANネットワークの知識が必要。スイッチもFCoEスイッチが必要。
- 費用面:IPネットワークと統合できるので、FCネットワークを構築するよりは安価。