HCIことはじめ ログ
■HCI
ハイパーコンバージドインフラ ⇒サーバーが備えているストレージ(ローカルディスク)をあたかも共有ディスクのように使用することができる製品
コンバージドインフラ ⇒複数のハードが相互に互換性チェックをしあって、簡単に拡張できますよという製品
■Acropolis Hypervisor ・Nutanixが提供する管理機能の部分
HCIはSSD(キャッシュのレイヤ)、HDD(キャパシティのレイヤ)が必要となる。
Nutanix+Acropolis Hypervisor
Nutanixのコマンド
acli Acropolis HypervisorのCLI
vm.list ⇒仮想マシン一覧の表示
Nutanixの特徴として、クローンが超高速(コマンドとして、5~10秒くらい?)
vm.clone clone_from_vm=Template-WS2012R2-JA ⇒vmのクローン
vm.clone Test-Cent[10..20] clone_from_vm=Template-CentOS7-minimal ⇒vmのクローン
vm.on Test-Cent* ⇒vmパワーオン
■ハイパム ・ネットワーク周りの機能、vSphereにおけるポートグループの位置受け ⇒vSphereとの違いはVLANにセグメントを提供すること ⇒DHCPの機能を提供することができる ovs-vsctl show
■ストレージ周りでバックアップの機能 管理画面だけでバックアップの設定(ジョブ)が作れる バックアップの機能と連携してディザスタリカバリー リモートの設定をして、仮想マシンのデータを転送できる
■ファイルサーバー AFS(サポートはCIFSオンリー) ⇒Nutanixが管理しているファイルサーバが作れる ⇒メモリは喰うもの、ウィザード形式でファイルサーバーができる
■裏側のストレージ ストレージプール ポリシーを決めることによって、仮想マシンをどう保護保護できるか設定できる ・レプリケーション・ファクター:データの多重度を設定することができる ・キャパシティ ・圧縮 ・重複排除(キャッシュ・キャパシティレイヤどちらでも) ・イレイジャーコーディング:RAID5,6 ⇒ミラーでなく、容量を重視したい
■ボリュームグループ 束ねたディスクをiSCSIで公開できる IPを設定することで外からアクセスできる CHAPもサポートしている ESXiやMSFCからLUNとしてマウントできる(共有ディスクとして使える)
■セルフサービスコントロール クラウドサービス立てなくてもディレクトリサービスと連携ができる
■Nutanixバイブル 従来はこうだったがNutanixはこうアプローチするという思想まで書かれている
■スナップショット TakeとDeleteが早い、特にDeleteが早い データコピーを行っているわけでなく、既存のブロックを参照し続ける
■クローン データコピーを行っているわけでなく、既存のブロックを参照し続ける
⇒容量が少なくなりがちなSSDの容量効率を助ける
■コンバージド ・分散ストレージのためデータは分散している ・データローカリティという機能 ⇒実際に変更が発生したデータを少しずつCVMでキャッシュする
⇒vSphereと比べて vSANは一度データを入ったディスクをずっと同じデータを 複数のキャッシュで読み取りをすることで2倍の性能が手に入る
■質疑応答 ・お高いのでしょうか? ⇒製品自体は高いが、ランニングコストがよい ⇒簡単にサーバー増設ができる機能がある ⇒新しく設置したNutanixノードを同じL2スイッチに接続し、管理画面からサーバ増設画面を進めるだけで出来る
・ハード込みなんでしょうか ・最低3ノードから ・10Gスイッチが必要なのか ⇒非推奨寄りだが、やろうと思えば1Gスイッチも可能 ・最近Lenovoが担いできた ・3ノード+ホットスワップ ⇒各ノードでアクティブにする、ホットスワップはリソースの無駄使いになる傾向がある ・クローンではコピーは走らないが書き込みをした時の性能は ⇒ネットワークの細さに依存するものにはなる ・同期書き込みである ⇒ミッションクリティカル(データロストさせないぞ環境)でも対応できるよう同期書き込み ・書き込み ⇒ランダムとシーケンシャルで分けている ・階層ストレージ ⇒SSD+HDDの構成がサポートだが、オールフラッシュ(SSD+SSD)がおすすめ 重複排除をしていればディスク枯渇することはあまりないと 今更な質問で申し訳ありません。Nutanix + ESXi より Nutanix + Acropris で真価を発揮する(=ストレージ以外も管理下における)認識で良いですか。 ⇒バックアップ製品との互換性はESXiのほうが知名度が高いため、現状ESXi+Nutanixが優勢 ・ストレージスナップショット ⇒VM単位でとってはいるが、動きとしてはストレージでとられている ⇒従来はストレージをLUNの単位で管理をしていた ・ディスク故障&交換対応時の対応が早くなる ⇒従来はRAIDを使っていた、RAIDのデメリットでいえばディスク11本束ね1本ホットスペア ⇒2台壊れても大丈夫だが、普通に書き込むときパリティ作るから書き込み性能が落ちる、実際壊れた時読み込みの性能が落ちる ⇒関連:EXOR ⇒イレイジャーコーディングは頻繁に使うVMは使わないようにと(Nutanixより) ・RAID5はオワコン・・・、せめてRAID6 ⇒1台交換のリビルド中でもう1本逝って泣いた ・RAID10のよさ ⇒容量は半分になるが、ストライピングしてミラーリングするため、信頼性が高い ・ローカルディスクで裁くため、従来のように共有ディスクにIOが集中しない
■Nutanixの懸念点 ・各コントロールVMが最低16GBずつメモリを使う ⇒増やした部分はキャッシュできる
■vSphereのvSANと比較して・・・ vSANはVMKernelというカーネルレベルで動く、その際メモリを爆喰いする。