再演:じぶんの勉強用さーばをつくってみよう(CentOS 7)
登壇者:ば~そん
前提条件
- VirtualBox 5.2.18 をインストールしていること
- 講演時点では、VirtualBox 6.0.0はCentOS7 minimalのインストール画面でマウスカーソルが出てこないです。
- CentOS7 minimalのisoをダウンロードしていること
VirtualBox 5.2.18 https://www.virtualbox.org/wiki/Download_Old_Builds_5_2
extension pack https://download.virtualbox.org/virtualbox/5.2.18/Oracle_VM_VirtualBox_Extension_Pack-5.2.18.vbox-extpack
勉強会メモ
ネットワーク設定
NATネットワークの追加
Tools-ネットワーク-NATネットワーク 右ボタン「+」でNatNetworkを追加
ホストネットワークの作成
ファイル-ホストネットワークマネージャ 上ボタン「Create」でアダプタを追加
仮想マシンの作成
仮想マシン-新規(または「新規」ボタン)
- Name:仮想マシンの名前
- タイプ:Linux
- バージョン:Red Hat(64bit)
メモリーサイズ:1024MB(1GB)
「仮想ハードディスクを作成する(C)」を選び、仮想ハードディスクを作成
仮想ハードディスクの作成
- 形式:どれでもOKですが、初期値VDI(Virtualbox Disk Image)にしました。
- 物理ハードディスクにあるストレージ:可変サイズでも固定サイズでもOK。
- ファイルの場所とサイズ:サイズは20GBにする
→「作成」すると、仮想マシン(パソコンの中のパソコン)ができます。
仮想マシンのネットワーク設定
作成した仮想マシンを選択した状態で右ボタン「設定」 「ネットワーク」
アダプタ1
ネットワークアダプタを有効化 にチェック 割り当て:NAT 「高度」を展開→「ポートフォワーディング」 設定項目↓
名前 | プロトコル | ホストポート | ゲストポート |
---|---|---|---|
ssh | TCP | 22 | 22 |
「OK」 |
アダプタ2
ネットワークアダプタを有効化 にチェック 割り当て:ホストオンリーアダプタ
仮想マシンのストレージ設定
作成した仮想マシンを選択した状態で右ボタン「設定」 「ストレージ」
空の光学ディスクのアイコンを選択→光学ドライブ(D):ディスクアイコンをクリックし、isoファイルを選択 「OK」
仮想マシンの起動
作成した仮想マシンを選択した状態で右ボタン「起動」
待っていると、起動メニューが出てきます。Install CentOS 7
を選びEnter
キーで先に進みます。
※ホストOS(Windows/Mac)の操作に戻りたい場合は、Windowsなら右Ctrlキー、MacならCommand+c
インストーラー起動直後はキーボード入力で言語を検索できるように入力欄がフォーカスされています
インストールの概要
インストール先(D)
インストール先を確認して、チェックマークを外し、チェックマークを付けてから、「完了(D)」
ネットワークとホスト名
いままでの設定がしっかりできていると、2つNICが見えているはずです。2つとも有効にします。
設定
ROOT パスワード
ROOTアカウントは、作成するさーばのボスです。自分(管理者)しかしらない、強いパスワードを設定しましょう。一般ユーザーに漏れると危険なパスワードです。
ユーザーの作成
ここでユーザー作成を設定すると、普段使い用のユーザーを作成できます。「このユーザーを管理者にする」をONにすると、作成後そのユーザーを使いながら管理者になることもできます。
再起動
インストールが完了すると、 「CentOSが正しくインストールされ、使用準備が整いました。使用開始するには再起動してください。」というメッセージが表示されます。「再起動(R)」ボタンをクリックして、再起動してください。
CentOS Log-In
再起動すると、黒い画面が出てきます。「localhost login: 」と表示されたら、先ほど作成したアカウントでログインしましょう!
※パスワードは入力しても何も表示されません。黒丸も出てこないです。(仕様です)
設定する
su
: Switch Userの略です。ユーザー名を指定しないときはrootアカウントになろうとします。
su -
を実行して、rootになりましょう。
visudo
を開いて、テキストエディタvi(の管理者モード)を立ち上げます
:set number
: viで、行数表示させるコマンド
- 101行目にカーソルを合わせる
Shift
を押しながらo
を一度だけ押す。下の方に-- INSERT --
と表示されたら、自分のユーザー名を入力し、Tabキーを押して、ALL=\(ALL\)
、Tab、ALL- ESCキーを押す。
-- INSERT --
が消え、何も入力できなくなります。 :wq
と入力しEnter!:wq
は、ファイルを保存してエディタを閉じるコマンドです。exit
でrootから抜けます。
設定の反映
sudo systemctl start sshd sudo systemctl enable sshd
(あとでSSH接続して作業するために、ここで立ち上げています。)
ネットワークの確認
ping 8.8.8.8
- Googleの公開DNSサーバーにpingを送ります。
「icmp_seq=なんとか、ttl=なんとか」と出てくると成功です。確認出来たら、Ctrlキーを押しながらCを押して、とめましょう。
SSH接続をする
VirtualBoxで作業をすると、Ctrlキーをいちいち押して行ったり来たりしないといけないので、手間です。しかも日本語表示が不自由だったりします。
- 準備:
ip a
でIPアドレスを調べます。 nmtui
を実行し 2番目(Activate a connection)- 矢印キーで上下が選べます。*が付いていない側を選び、Enterを押します。
ip a
で192.168.56.xx
を探す。- Windows10ならコマンドプロンプトかPowerShellから、Macならターミナルから、
ssh ユーザ名@192.168.56.xx
を実行。- 初回は証明書の確認が出てきます。yesで続行します。
- ログインが出てきます。ログインできるはず。
- 今はそのPCで動く仮想PCへSSHをやっていますが、仕事では遠くのサーバーへログインするためにもSSHを使えます。というかそっちがよく使うのSSHの使い方だったりします。