sudo

概要

一時的にコマンドを他のユーザとして実行する。
主にシステム管理用コマンドを実行する際にスーパーユーザ(root)権限で実行するために使用する。

使い方

sudo [オプション] <コマンド>

sudo はデフォルト動作としてスーパーユーザとしてコマンドを実行するが、オプション**-uにユーザ名または#**記号を頭につけたユーザIDを指定することでそのユーザとしてコマンドを実行することができる。

パスワード入力について

通常 sudo を使ってコマンドを実行する際はパスワードが要求される。
その際のパスワードは現在のログインユーザのパスワード。
パスワードは一度認証されるとキャッシュされタイムアウトするまでは(デフォルト5分?)パスワード入力せずに sudo コマンドを実行することができる。

sudoの設定について

sudo コマンドに関する設定は /etc/sudoers に記述する。
例えばどのユーザどのホスト上どのコマンドどのユーザとして実行することを許可するかというような設定を行う。
/etc/sudoers を編集する際は visudo コマンドを使用すること。
visudo を使用することで、/etc/sudoers をファイルロックして重複編集を防止し、また、文法エラーのチェックが行われることで安全に編集することができる。

使用例

sudo apt install sl
sudo yum install httpd
sudo docker pull centos