ネットワークきほんの「き」
完全初心者向けにのんびりゆっくりやるスタイル
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学生 情報系の学生さん(notインフラ系のおじさん)
ネットワークってなに
コンピューター同士をつなげた網の目のようなもの
NWの規模による分類
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LAN Local Area Network
- 部署、建物、敷地内などの狭い範囲をカバーするNW
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MAN Metropolitan Area Network
- 都市や市街地の一部または全体をカバーするNW
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WAN Wide Area Network
- 地理的に離れたLAN同士を結び、LANやMANより広い範囲をカバーしてる
- 基本はLANだけ覚えてればいいよ
インターネットってなに
- NWのNW
- LANが共通の決まり(プロトコル)に従って、緩やかにつながり合っている
プロトコルってなに
- コンピューター同士が通信するための、共通のルール
- HTTP/IP/FTP/DNSあたりはよく見るよね
- 通信手順、周波数、送信元や宛先の情報など、通信にはいろいろな決め事が必要
- これらは階層構造で整理する
階層構造(レイヤ)で管理???
- 各層のプロトコルは独立してる
- →ある層で変更があっても、他の層に影響を与えない
- 同じ階層のもの同士を入れ替えても通信は成立する
- →拡張性、柔軟性が上がる
- →実装が簡単になる
- →修正しやすくなる
カップルがいたとして
→今度海行こうぜ!(日本語@電話)
海がレストランに代わっても通信は成立する
日本語が英語になっても通信は成立する
電話を直接会話にしても通信は整理する
- プロトコルを階層化→体系化したものをNWアーキテクチャという
NWアーキテクチャ
- プロトコルを階層構造で体系化したもの
- プロトコルスイート、プロトコルスタックとも呼ばれる
- OSI参照モデルもこのアーキテクチャのモデル
OSI参照モデル??
- ISOがOSIプロトコルを作成したんだけど、仕様重視しすぎて実装が遅れた結果、普及に失敗した
- だけどアーキテクチャの理解をするという意味では優秀だった
- →基本モデルとして、普及した
OSI参照モデルについて
(略称)名前 | 役割 |
---|---|
(あ)アプリケーション層 | アプリケーション同士の通信に必要な固有の部分 |
(ぷ)プレゼンテーション層 | NW上で扱うデータの形式 |
(せ)セッション層 | 通信形式の規定や通信のタイミングの制御 |
(と)トランプポート層 | アプリケーションの識別とデータの品質の保証 |
(ね)ネットワーク層 | 終端ノード間の通信、アドレス体系や経路制御 |
(で)データリンク層 | 隣接ノード間の通信、フレームとか |
(ぶ)物理層 | 物理信号とビット列変換、ケーブルとかコネクタとかの規定 |
プロトコルとパケット
- データに各層がヘッダを付加
- それぞれのデータの塊のことををPDUと呼ぶ
アプリケーション層
例えばemailデータの固有の形式とかを定義してる 順番、改行のいち、文字列フォーマットとか
プレゼンテーション層
データの表現形式を規定 NW全体で統一された形式とOS/App固有の形式を相互変換
セッション層
- 通信方式の規定とかタイミングの制御
- 通信のタイミングとかコネクションの確立・切断、通信順序をトランスポート層に指示する
minaさんは、example.comを習得した!
- メールを送信するまでの一連の通信のやりとりがセッション
トランスポート層
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セッション層からの指示を実際にやる層
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アプリケーション間通信を実現する
- パケットを適切なアプリケーションに届ける(適切なアプリケーションに振り分ける)
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セッションが終わるまでが遠足
アプリケーションに適したデータの品質を保証
- 1bitの誤りも許されないデータを扱う → コネクション型通信
- 連続して高速に通信し続けるデータを扱う → コネクションレス型通信
相手の存在を確認するかどうか
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コネクション型通信
- コネクションを確立できるか確認する
- 品質は高いが速度は遅い
- メール等、情報に誤りが許されない場合に使う
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コネクションレス型通信
- コネクションを確立せずに通信する
- 速度はやいが品質低い
- 動画配信のような即時性が求められるものに使う
ネットワーク層
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終端ノード間の通信を実現する
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経路制御したり、アドレス体系の規定したり
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ルーティングはマジで大事だよ
データリンク層
- 有線/無線など、さまざまなデータリンクのリカバリを行っている
- フレームを作成している
- 上位レイヤからのデータを受け取って、物理層で電気信号へ変換する前までの
- パケットを作成する
パケット・フレームの違い
- データに対して、上位レイヤ→下位レイヤに進むにつれて
- ヘッダーが入れ子形式で付与される。
- データリンク層まで行くと「フレーム」となる
- データへ各レイヤのヘッダを付けたものを総じて「パケット」という。
物理層
- 実際にネットワークへつながる部分のとこ
- Wi-Fiにつながるためのパーツとか、LANの差込口とか。
OSI参照モデルとTCP/IPについて
二つはそれぞれ違うもので、
- OSI参照モデル → 概念が継承されている
- TCP/IP → 通信の実装そのもの
機器の紹介
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リピータ(L1)
- フレーム読めないアニキ
- 受けたデータをバシバシ飛ばしちゃう
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ブリッジ(L2)
- →フレーム読めるアニキ
- MACアドレスを識別してちゃんと送信先を指定してくれる
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ルーター(L3)
- 経路制御してくれるやつ
- 複数のLANをまたがる通信ができるように「ルーティング」してくれるやつ
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ゲートウェイ(L4)
- プロトコルを変換してくれる
- よそのネットーワークに出るときは、お行儀よくしなければならないので身なりを整えてくれる
- デフォルトゲートウェイ: そのネットワーク内に宛先がいないとき、とりあえず行き先を訊かれる役
##MACアドレスのIPアドレスが別々な理由 - わたしがネットワークキライなことを知っていたか?追記おなしゃす
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MACアドレス: 製造時に簡単に採番できるので、もれなく採番するのに便利
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IPアドレス: ネットワーク的な近さを表現できるので経路制御に便利